上杉謙信 川中島の戦い

業務日記

『♫毘沙門天の旗じるし~われに勝利をたれたまえ~狼煙はあがる春日山、謙信~出陣~武禘式~♫』この歌がながれると米沢は一気にお祭りムードに変わります。と言うのも4月29日~5月3日まで上杉神社を中心に米沢上杉まつりが開催されます。開催期間中は冒頭の歌があちらこちらで流れて来ますので、学校で教わったわけでもなく、親に教わったわけでもなく、いつの間にか身に付き、米沢市民なら春だな~祭りだな~と口ずさめる方が多いと思います。

というわけで、米沢市の大イベント、上杉祭りを紹介致します。メインイベントは5月3日に開催される川中島の合戦になりますが、5月2日の前夜には武禘式が執り行われます。出陣の度に謙信は必ず神仏に勝利を祈願していました。その再現を上杉砲術隊による火縄銃の演舞、上杉太鼓の響きなどで、静粛さの中に力が漲るような体感を感じる事が出来ます。令和の時代から戦国時代へと一気にいざなう事でしょう。

メインイベントの5月3日は早朝より上杉軍団行列が始まります。今年は初となる女性が選ばれ話題となっていますので、必見間違いなしです。行列には甲冑武者、騎馬武者、みこし渡御、装飾山車など華やかなパレードが米沢の中心街を練り歩きます。お昼には河川敷に行軍が集まり、戦国史上最大の死闘といわれる川中島の合戦が始まります。

戦国の歴史上で史上最大といわれる由来は信玄率いる武田軍と謙信率いる上杉軍が1553年から1564年にかけ12年間に計5回の戦いをしており、どちらも引かず多くの死傷者が出た事で異名が付いたと知られています。

話は現代に戻り、川中島の合戦では火縄銃の重々しい音が鳴り響き、河川からは武田軍が川渡りで攻めて来たり、謙信と信玄の一騎打ちのシーンが再現されたりと、見所は盛り沢山で、見ている側もスケールの大きさに圧倒されると思います。

数年前ですとゴールデンウィーク中には、お祭りと同時に桜が咲き誇り、花見と一緒に屋台も楽しめたのですが、最近ではお祭り前には桜が散ってしまうことがあります。少し残念ではありますが、ゴールデンウィークの連休を利用して城下町米沢に是非遊びに来て頂き、戦国時代を少しでも感じて頂ければと思います。【み】

武禘式
民踊流し

山形県米沢市《米沢上杉まつり》公式ホームページはこちら

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